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伸び悩む原因はなに?プラトーを抜け出すのに重要な2つの戦略

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「どうも最近成長してる気がしない……」

アナタもそんな風に思った事ありませんか?
伸び悩みは誰にでも起きます。
そうしたとき、ただガムシャラに練習時間を増やすだけでは伸び悩みから抜け出すことはできません。

大切なのは伸び悩みから抜け出す方法を知っているかどうかです。
というわけで今回は誰でも陥る『プラトーの抜け出し方』について解説します。

プラトー現象とは

プラトー現象とは一時的な停滞を意味する言葉で、要するに伸び悩みのことです。
この状態ではモチベーションを保つのが難しくなります。
そのため早く抜け出すに越したことはないです。

では、プラトー現象はどうして起こるのでしょうか?
それは技術が「自律的段階」に達したことが原因です。
この状態でいくら練習を積んだところでプラトー状態から抜け出すことはできません。

プラトー状態から抜け出すには

心理学者のポール・フィッツとマイケル・ポスナーは、新しい技術を獲得するときに誰もが通る状態を3つの段階に分けました。

一つ目の状態が「認知段階」
この段階では、課題を分析してもっと上達するための戦略を発見します。

二つ目の状態が「連合段階」
この段階では、それほど集中せずとも出来るようになり、大きなミスも減って効率的にこなせるようになります。

三つ目の状態が「自律的段階」
この段階では、技術が熟達し意識せずとも問題なくこなせるようになります。

多くの場合において、意識せずとも問題なく出来るようになる「自律的段階」に到達するのは良いことですが、伸び悩みの原因はここにあります。
なぜなら自律的段階ではいくら練習時間を積んでも技術の上昇がほとんど見込めないからです。

そのためプラトー状態から抜け出すには、私たちが意識して「認知段階」に向かう必要があります

認知的段階に留まるには?

認知的段階に留まるには二つの方法があります。
一つ目が課題を見つけること、二つ目が練習方法(アプローチ)を変えることです。
順番に解説していきます。

課題を見つける

プロゲーマーの梅原大吾さんは「一日ひとつだけ強くなる」ことをスローガンに努力を続け、世界最強のプロゲーマーになりました。

「今日はこれをやってみよう」

そういった意識を持ってゲームをプレイしていたようです。
こうした課題意識を持つと自律的段階から認知的段階へと戻ることができます。

また、課題を見つけることの有効性はなにもゲームやスポーツだけに留まりません。
たとえば私のようにブログを運営していてアクセス数を伸ばしたいと思ってる場合は

・ライティング技術を磨く
・SEO対策(キーワード選定方法、アイキャッチ画像のAlt属性、メタディスクリプションなどなど)を学ぶ
・営業をかけてみる
・内部リンクを増やしたり読者登録ボタンをわかりやすいところに設置してみる

といった工夫をすることで多少のアクセスアップを望むことができます。
ただ盲目的に「いつもと同じ作業」を繰り返す(新しい記事を投稿する)だけではダメということですね。

練習方法(アプローチ)を変えてみる

プラトーから抜け出すためのもう一つの手法として
いつもとは違う練習方法を取り入れてみるのも一つの手です。

八歳の児童たちが体育の授業で玉入れの練習をした。
そのうち半数は90センチ離れたところから玉を投げた。残り半数は60センチ、120センチ離れた位置から投げる練習を行った。
12週間後、すべての児童に90センチ離れたところから玉入れのテストをすると、圧倒的にうまくできたのは、ずっと90センチで練習していたグループではなく、60センチと120センチで練習したグループだった。 (使える脳の鍛え方-53ページより引用)

同様の例は他にもあり、いずれにしても同じ練習方法を続けると能力が伸びなくなってきます。
こうした研究結果から、一流選手のパフォーマンス研究をしてきた心理学者アンダースエリクソンは著書『 超一流になるのは才能か努力か?』のなかで、毎日練習方法を少し変えることをオススメしています。たとえばテニスの場合

・グリップの握り方(ラケットの持ち方)を変えてみる
・いつもより近いor遠い位置でラリー(ボールの打ち返し)してみる

だけで、いつもと同じ訓練メニューでも成長することができます。(もっとも練習メニュー自体を変える方が手っ取り早いので、それが出来ない場合などにどうぞ)

ではなぜ、これが伸び悩みを抜け出す秘訣になるのでしょう?
それはいつもと同じ訓練をしていると単純な作業をこなす時に使われる脳の部位が活性化するからです。
しかし能力を身に付けるには複雑な作業をこなす部位を活性化させる必要があります
それには脳に「いつもとは違うな」と違和感を覚えさせなければなりません。

練習方法を変えるのは脳にそうした違和感を与えるのに最適なのです。

 

伸び続けるために

以上2点がプラトーを抜け出すための秘訣です。
ここからは更に二人のレジェンドに共通する一流選手の練習方法についても見ていきます。

一人目は将棋界のレジェンド『羽生善治』
将棋には7つのタイトルがあり、それを7回取る(もしくは何期連続でタイトルホルダーを守る)と永世〇〇(タイトルの名前)の称号を貰えるんですが、羽生さんはすべてのタイトルで永世称号持ってるんですね。相当なバケモノです。

二人目が日本人初のプロゲーマー『梅原大吾』
14歳のときに世界チャンピオンになり、それ以降も長くに渡って活躍し続ける格闘ゲーム界の生きる伝説。
ゲームはバランス調整のアップデートや新作タイトルの発表がある上、反射神経がいい十代など若い世代が有利な競技であるため長く実力を維持し続けるのは難しいんですが、そうした中でも常に上位に食い込めるのは本当に驚異的。この人も相当なバケモノです。

実はこの二人って練習方法にある共通点があるんですね。
それは自分の得意分野で戦わないこと。

羽生さんはあえて相手の得意な戦法に付き合うし、梅原さんは強いとされる戦法を使って快勝しないようにしてるんですね。
勝負にこだわるのに目先の勝負の結果にはこだわらないんですよ。

だから負けを受け入れるし、困難な道を平気で進めちゃう。
難しいことに挑戦するという事は、みずから自律的段階に留まらず認知的段階に留まるということで、いつまでも上達し続けることが出来るんですね。

頭を使い続けよう

とはいえ、現実には明確な対戦相手がいない場合もあります。
ブログのアクセスアップ方法なんてそんな感じですね笑
そうしたとき認知的段階に留まる方法はやっぱり頭を使い続けることです。

「本当にこれでいいのかな?」
「もっと効率的な方法はないかな?」
「この機能使ったこと無いけど何なんだろう?」

こうした疑問を常に持ち続けるのが大切です。
使い古されて手垢が付きまくった結論ですが、やっぱりここに行き着きますね笑

終わりに

というわけで『伸び悩みの時期プラトーの脱出方法』と『伸び続けるための秘訣』でした。
メンタリストDaiGoさんなんかは「頭を使い」続けて色々な「アプローチ」を試しては、反応がどうだったかテストしてニコニコの(現在のDラボ)会員を爆発的に増やしてましたし

メジャーリーガーのダルビッシュ有選手なんかも「頭を使って練習しないと普通にウソつくよ(努力が報われないよ)」なんて名言を残してます。
プラトーに陥ったときはそうした事実や言葉を思い出しましょう。

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それでは今回はこの辺で。
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