脳科学×心理学で読み解く人生のガイドライン

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45言語に翻訳された世界的ベストセラーから『コミュニケーション技術』と『意志力』を学ぶ

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アナタは自分の中にマイルールを持っていますか?
マイルールを持つと人生の質(Quolity of Life)が上がります。
なぜならマイルールを持つと判断に迷いが無くなり、煩わしいストレスが減るからです。また、周りの人から「あの人はブレない」という評価を勝ち取ることは信頼にも繋がることがウィルフリッド・ローリエ大学の研究でわかっています

今回は、そんな人生が向上するマイルールのご紹介。
参考にした本はリチャードテンプラーの『できる人の自分を超える方法 The Rules to Break』。45言語にも翻訳された世界的ベストセラーから。

もくじ

 

1.自分の台本を作る

その場で臨機応変に対応できる人もいるだろうが、基本的には「こうなった場合どうするか?」という対応を事前に決めておくほうがいい。
事前にどうするか決めておけばすぐ対処できるからというのもあるが、それよりもっと重要なことはあなたが場をコントロールできることだ。

会話を例にとればわかりやすい。最初に話し始めた人が話題を選ぶ権利を持っているのは自明の理だろう。同様に、あなたが最初に行動することで、場の流れをコントロールすることができる。

アナタが天気の話をすれば、相手も天気の話をするだろう。アナタが握手する姿勢を見せれば、相手も手を差し出すことだろう。
相手の動きを予想するのではなくアナタが先に行動することで、予想外の展開にアタフタすることも無くなるはずだ。

2.悪習は最初の一回が命取りと自覚する

禁煙したいと思っても、そうそう上手くいくものではない。アナタの周りにも、禁煙に苦労している人はいないだろうか?
最初に一本吸ってしまったがために、長く苦しい思いをしながら禁煙に励んでいるはず。そんな人たちは大抵こう言うのだ。あの時吸わなきゃよかった……と。

同じように、一度やってしまったがために悪習を断ち切るのに苦労するものはいっぱいある。勉強をサボる・つまみ食いをする・服を床に脱ぎ散らかす。あなたにも心当たりがあるのでは?

スタンフォード大学のケリーマクゴニガル氏も、自著『スタンフォードの自分を変える教室』にて、人間は未来の自分に対して「きっと未来の自分は誘惑に勝てるだろう」と過剰な期待を持つ危険性を説いている。
結局のところ、最初の一回を我慢するほうが、あとあと悪習を治すよりよっぽど簡単なのだ。だから「今日は我慢する」という意識を持とう。

3.他人の感情を尊重する

相手がどのような感情を持っているであれ、その感情を否定してはいけない。また、どちらがより怒っている・悲しんでる・傷ついているなど競ってはいけない
「アナタはそう思ったんだね」と受け入れてあげる心を持とう。そうすれば人間関係は上手くいく。相手の考え・行動・感情はアナタがコントロールできるものではない。

コントロールできるのはアナタ自身がどう影響を受けるかということだけだ。
相手の行動・言葉に、驚くのか・悲しむのか・怒るのか・楽しむのかはアナタ次第だ。誰に強制されるものではない。だからこそ、相手の感情も否定するのは止めよう。

4.人生にまつわる大きな決断はアドバイスしない

人生にまつわる決断には、その人の感情が大きくかかわってくる。そして、私たちには相手の心情を100パーセント正しく理解することができない。

たとえ「いまの妻と別れるべきか?」と相談されたとしても、相手がどれほど真剣なのか、どうしてそこまで悩んでいるのか、何を一番大切に思っているのか、そういった諸々がわからないのだから、アナタが正しい答えを知ってるわけではない。それを正しく知ってる本人こそが答えを出すべきだ。

アナタは客観的事実を述べるに留め、あとはカウンセラーに倣い、相手がどう思ってるのか心情を聞き出すに徹しよう。前述の他人の感情を尊重することだ。

終わりに

マイルールはアナタを正しくコントロールするためのものだ。
上記のように具体的なルールとして落とし込むのがよいだろう。

最後になったが、ルールは都度修正して構わない。法律のように、よりよいルールが見つかった場合は、新しいマイルールを制定しよう。
その積み重ねによってアナタのQuolity of Life(生活の質)は向上するのだから。

できる人の自分を超える方法

できる人の自分を超える方法

  • 作者: リチャード・テンプラー,桜田直美
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  • 発売日: 2014/11/28
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