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社会人必見!有意義な休日の過ごし方を学んでしっかりリフレッシュしよう!

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一週間の頑張りを讃え、休みの日は全力でダラダラする……そんな過ごし方をしていませんか?
私も以前はそんな休日を過ごし、日曜の夕方には「サザエさん症候群」に陥って、月曜日がとても憂鬱でした。

しかし現在は有意義だと感じる休日を過ごせるようになって、月曜日を前にしても「明日からまた頑張るか!」と、気分よく月曜日を迎えることが出来るようになりました。
今回はそんな有意義な休日の過ごし方を、富豪の秘書を長年務め、現在は日本バトラー&コンシェルジュ代表取締役を務める『新井直之』さん著書『超一流、二流、三流の休み方』からご紹介します。

 もくじ

 1.休みに対する認識

世間一般的な休日に対するイメージは「身体を休める日」だろうが、一流の人たちは「メンタルを休める日」だと新井氏は言う。そもそも一流の人たちは身体のメンテナンスを毎日しっかり行っており、翌日の仕事のパフォーマンスが落ちないように気を配っている。
ところが、身体を休めるために一日を使うと「精神的な疲れ」まで回らず、結果的に無為な一日を過ごし、心が満足してないから「もっと休みがほしい・・・」と月曜日に憂鬱になるのだ。

さて、それでは一流がこだわる「メンタルを休める」とはどういうことか?
私が本書を読んだ中でもっとも印象的だったのは『超一流は一杯5000円のコーヒーを飲む』という項目だ。さすがに高いと思わざるを得なかったが、重要なのは値段ではなく自分にとって特別感があるものかだと新井氏は言う。
いつもとは違った『非日常感』が脳に休みを取ったという印象を与える。これこそがまさにメンタルを休めるということで、超一流がこだわっているポイントだ。

2.超一流は未来の交流を大切にする

多くの人は休日に「友人」と遊びに行くのではないでしょうか?
しかし友人というのは『過去に繋がりを持った人』たちだ。その繋がりは平穏で気持ちのいいものだが、新しい繋がりというのは産まれにくい。
また、ある程度仕事の出来る人なら『取引先のお客様を接待』し、業績を伸ばすかもしれないが、それは『いま繋がりのある人』たちだ。
一方、超一流が大切にしているのは『将来繋がりが出来るかもしれない人』たちとの出会いだ。そこで超一流はボランティアに参加し、性別・年齢・職業を問わず様々な人と出会い、チャンスと人脈を広げていくという。

ちなみに、頭のいい人の特徴として『混沌を受け入れる』というものがある。
これは自分とは対極の意見や出来事も一旦受け入れ、より考えを昇華させていく方法だ。そのためにはやはり、色々な人と話す機会が必要だろう。
本書では人脈についてしか書かれてないが、そういう点でも新しい人との繋がりを求めるのはいい戦法かもしれない。

3.休憩にも気を配りまくる

最近では日本のビジネス書などでも昼寝の有効性が広く説かれているので、仮眠を取る人も多いだろう。
ここで会議室を取ってシッカリ寝るのが超一流……かと思いきや、新井氏によるとそれは二流の休み方で、超一流はホテルで仮眠を取るという。それくらい仮眠を重要視してるということだ。(お金があるからホテルで寝れるのでは?という気がしないでもないが・・・)

また、疲労回復に重要な入浴についても、超一流はサウナまでしっかり入ると言う。
さすがに毎日は無理だとしても、休日くらいは温浴施設に行くか、それも厳しいなら入浴剤などで非日常を味わおう。

4.終わりに

本書を読んでいると、一流の人たちがいかに精神的なリフレッシュに拘っているかがわかってくる。
ポイントとなってくるのは『非日常感』だ。平日と休日で違った過ごし方をしなければ、脳が「しっかり休んだぞ!」という気分にならないという。
それを考えると「新しい体験に触れてみる」というのが、休日の正しいテーマなのかもしれない。

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