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『短所』と『長所』どちらを伸ばすのがコスパいいのか?

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人生において、自分の長所と短所について考える時期は何度か訪れますよね。
そうした時に「弱点は克服したほうがいいのかな?」とか「短所は捨てて長所を伸ばすべき?」と、どうするのが良いか悩むはず。
今回はそうした場面に出くわした時に

・短所を克服すべき状況
・短所の改善は諦めるべき状況

の違いがどんなものかを解き明かしていきます。
将来を左右する重要な話なので、ベストな選択が出来るようにしておきましょう!

 もくじ

苦労してまで短所を潰す利点があるか?

短所を潰すのはとても時間と労力がかかります。
そのため何事においても自分の短所を潰していくというのは現実的ではありません。
なので、潰すべき短所と潰さなくていい短所を賢く取捨選択する必要が出てきます。

では、それを判断する基準は何なのか?
それはアナタが『実力を上げたい分野かどうか』です!

たとえばプロの格闘ゲーマーなら、コンボの入力が下手というのは致命的弱点です。
より勝てるようなるために、コンボ練習をしないという選択肢はありません。
けれど、これが負けてもいいからゲームを楽しみたいというエンジョイ勢ならば、楽しくないコンボ練習を無理に行う必要なんてありません。

同様に、料理が苦手という短所を持ってたとしても
お店を開けるレベルの腕が必要という場合と、人に振る舞う訳じゃないから食べれれば味なんてどうでもいいという場合では、時間と労力に対する見返りが変わってきます。

つまり克服することでアナタがいますぐ明確に利益を享受できると感じる短所なら潰す価値があるという事になります。

英語が喋れなく、 パソコンスキル皆無というサラリーマンがいるとしても、事務職ならばパソコンスキルを優先して克服するべきだし、海外赴任が決まってるサラリーマンなら英会話の克服を優先すべきだ。
しかし、これがもし大工ならどちらの短所を潰しても利益に繋がらないので、無理して克服する必要はないだろう。好きで克服するなら別だが。

社会で必要なのは長所を伸ばすこと

さて、翻って長所について考えてみます。
いまのご時世……いや、昔から突出した強味を持ってることは、社会で必要とされる人材条件の一つでした。
そのため数多くの指南書では「短所より長所を伸ばせ」と書かれています。

たとえばExcelの扱いが社内で飛びぬけて上手ければ、その人は経理に向いています。
他のスキルがどんなに拙くても、その地位は安泰です。
なぜなら他の社員一人一人がExcelを扱うよりも、得意な人が集中的にExcel作業を扱った方が効率的だからです。

このことの優れた例は、トヨタ自動車のライン工です。
一から車を一人で作り上げるのは難しいですが、各々が割り振られた作業のみを集中して行うため、効率的に自動車を生産することが出来ます。

まあ、こうした例を出さずとも「長所を伸ばす利点」はみんな肌身で感じているはず。
問題は「長所を伸ばすべきタイミング」についてでしょう。

「長所」と「短所」のどちらに時間を割くか?

ここまでは「長所」と「短所」を伸ばした場合どうなるかという結果を見てきました。
ここからはその結果をもとに、それぞれの特性を見ていきます。

長所の特徴・特性

他の人よりも少ない労力で成果を出すことが出来るその人が持って生まれた才能が長所です。
そのため長所に合った分野に進めば、大きなアドバンテージになります。
つまり、大きなジャンルの中から自分にあった分野を選ぶ際、最も注視すべきなのが長所です。

短所の特徴・特性

他の人よりも大きな労力を必要とするその人が持てなかった才能が短所です。
そのため短所を持った分野に進めば、相当な苦労を負うことになります。
しかしながら、埋めればもっとも実力を伸ばせるのが短所になりますので、実力を伸ばしたい場合は短所を注視すべきとなります。

進むべき専門性を長所から選び、短所で実力を伸ばす

このことから自分が持つ強味から専門性を選び、その専門性の中で苦手な部分を克服するのが、もっとも合理的な選択となります。例題を挙げましょう。
たとえば大学に入ることをゴールする学生がいた場合、どのような努力を積めばいいでしょうか?

 

大学へは『学力テスト』で良い成績を収め入学する方法と、運動能力を買われて入学する『スポーツ推薦』の二つの方法があります。
なので「勉強」を頑張るか「運動」を頑張るかという、大きなジャンル選びが待っています。
この大きなジャンル選びにおいては長所から選ぶのが合理的です。

さて、今回はスポーツよりも勉強のほうが得意だったとします。
すると彼が目指すべき道は『学力テスト』でいい成績を収めての入学になりますね。
しかし学力テストにも国語・数学・理科・社会・英語という小さな分類があります。
ここで注視するのが短所です。

国・英は苦手で理・数・社は得意というなら、国語と英語を勉強した方が大学に受かる可能性が高まりますよね。それは『伸び代は短所の方が大きいから』です。
また、国語という大きな括りの中にも、古文とか現代文とか小さな括りがあります。
その小さな分類から短所を克服するのがもっとも実力を上げる手段になります。
結果として、勉強という大きなジャンルの長所を活かすことに繋がるのです!

なので副題の「長所と短所のどちらに時間を割くか?」という問題については
長所の短所に時間を使え!というのが答えになりますね。

終わりに

この話は現在の立ち位置において、大きなジャンルと小さなジャンルの立ち位置が変わります。
そのため、長所と短所を考える際には自分の立ち位置とゴールをまずは思い出さなければならりません。そもそもゴールが見えていないなら、まずはゴールを見つけましょう。

また、感情面については全く考慮されていません。
下手の横好きという言葉があるし、短所を克服する苦しさも知っている。
だから、大きなジャンルの才能が無いからと「絶対に切り捨てるべき!」と強要してる訳ではありません。その辺は理解のほどよろしくお願いしたい。

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それでは今回はこの辺で!
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