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心理学ブロガーが教える!生活を良くしてくれたマイルール5選

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みなさんは自分だけの「マイルール」を持っていますか?
マイルールを持っていると判断に迷いがなくなり、煩わしいストレスを減らすことができます。
そのため人生の質が上がり幸福へと繋がります

またウィルフリッド・ローリエ大学の研究では、一貫性を持つと「あの人はブレないな」という評価を周りの人から勝ち取り、信頼に繋がることもわかっています。

というわけで今回は、私が個人的に『取り入れて良かったな』と思うルールを5つご紹介。
よさそうだなと思うものがあったら是非あなたも取り入れてみてください。
それではどうぞ。

1、他人の考えと自分の考えを分ける

昔の私は完璧主義で自分の考えに自信を持っていました。
そのため自分の意見や考えと違う相手と会うと「論破してやろう」という気持ちになり、口論になることも珍しくありません。
周りから「あいつは頑固者」と言われるなんてしょっちゅうです。
ですがある時期からその考えがガラッと変わります。

「相手の意見を変えさせたところでお前自身が何か変わる訳でもない。それで得られるものは『相手を論破してやった』という自己満足だけだ。おまえ自身が何か得られるわけじゃない」

「好きなようにコントロールできるのは自分自身のことだけだ。決して他人をお前が望むよう完璧にコントロールできるはずがない。好きに変えられるのは自分の考え方や行動だけだ」

「人によって大事にしてる価値観は違う。価値観が違う以上は物事を決める優先順位だって変わってくる。同様に、立場が違えば優先しなくちゃいけないものが変わってくる。だから誰にとっても絶対的に正しい唯一無比の答えなんてない」

ハッとさせられました。
確かに他人のことはコントロールできないし、大切にしてるものも違う。
だから意見や行動を変えさせるのは大変難しいし、そうまでして自分が得られるものは全くない。むしろ関係が悪化するなど悪いことばかり起こる。

それから私は論破することをやめました。
自分の考えは今まで通り述べるけど、相手の意見を否定して優劣を付けない。相手の考えを尊重する。
すると関係が拗れることがなくなったばかりか「そういう考え方もあるのか」と自分の思考に柔軟性が生まれました。本当に良いこと尽くしです。

 

2、何度も迷う場面はイフゼンルールを作る

あのメンタリストDaiGoさんがよく推してるのがイフゼンルール。
正式には「if then planning」と呼ばれるこの手法は、「もし~~なら~~する」という風に、行動計画をあらかじめ決めておくことです。
本来これは習慣化の際に使えるテクニックなんですが、私の場合は不安解消にも使ってます。

お恥ずかしい話、私は他人とコミュニケーションを取るのが本来得意ではなく、知り合いに挨拶するだけでもちょっと勇気を必要とします。
しかし勇気を振り絞って挨拶しても返事が返ってこないことがあるんですよね。
数人で会話してるときや、何か作業して集中してるときなんかに多いです。
そんなとき、私の中にある不安が過ります。

「もしかしてシカトされた……?」

ほぼほぼそんな事はないと思いますが、返事がないと私は真っ先にこの思考が浮かびます。
それ自体は仕方のないことです。

以前『あなたが習慣を変えるには〇〇〇〇を理解しないとムリな件』という記事で書いた通り、思考も習慣的です。同じような状況に陥ったら、脳は以前と同じように考える習性を持っています。
私の場合「返事がない→無視されたのかも?と不安になる」のは一つのパターンなんですよ。
また、そうなった時に考えることも一緒です。

「もう一回挨拶したほうがいいのかな……?」

この結果もう一度挨拶するかしないかは、その時の自分のメンタル次第でした。
それで挨拶しなかった場合はだいたい後で後悔するんですよね。

「こっちの声が聞こえなかっただけで、あっちからしたら私が挨拶しないで通り過ぎたように見えたんじゃない? なんでもう一回挨拶しなかったんだよぉ……」

という風に……。
そこで私はイフ・ゼン・ルールを取り入れました。

・挨拶の返事が返ってこなかったら反応があるまで挨拶する

たったこれだけで、以前何度も後悔することになった悩みが一つ消えました。
それ以来、私は何度も迷う場面についてはルールを定めるようにしました。
他の例を挙げるとしたら買い物や掃除ですね。

・買うかどうか迷った時は今すぐ必要かどうか
・捨てるかどうか迷った時は最近使ったかどうか

など、決定する方法を決定しておきました
これを『メタ決断分析』と呼び、バブソン大学が2019年に優柔不断に対して有効な対策の一つとして挙げております。是非やってみてください。

 

3、「面白いよ!」は掘り下げる

あなたも日常生活の中で「これ面白いよ!」とか「あそこの店美味しいよ!」という風に誰かからオススメされたことがあると思います。
しかし「これ面白いよ!」だけじゃ何が面白いのかサッパリわかりませんし、「あそこの店美味しいよ」だけじゃ和食なのか中華なのか洋食なのかすらわからず興味が沸きません。

そこで私は「そうなんだ」で会話を終わらせず「どんなところが面白いの?」や「どんな料理出してるの?」という風に言葉を返します
すると相手は必ず自分が「美味しい・面白い」と思ってることについて説明してくれます。
たとえばアニメ好きの人の場合

「このアニメ面白いからめっちゃオススメっすよ!」
「へぇ、どんな内容のアニメなの?」
「えっと、夢を叶えてる代わりに魔法少女になる契約を交わした少女たちが魔女って悪者と戦うんだけど、実は魔女の正体が自分たち魔法少女の成れの果てで、それに気づいた魔法少女たちが仲間が魔女落ちする前に殺そうとしに来たり、魔女になっちゃった元仲間を元に戻す方法はないかと探すもそんな都合のいい手段はなくて、涙ながらに倒すとかそんな感じの絶望に抗ってくストーリーなんだけど・・・」
「あー、救いがないのかって苦しみながらも現実と向き合ってくみたいな?」
「そうそう! それぞれの少女たちがどんな風に考え、悩み、行動するのかが楽しくて、誰が悪いわけでもないのに仲間同士ですれ違ったりするのが本当に面白いんだよね!」

という感じです。
これが「どんな内容のアニメなの?」と深堀りしなかったら面白そうかわからなかったですよね?
しかも相手は自分が好きな話が出来て気分がよくなります。
自分も面白そうなものが発掘できてまさにwin-winです。

 

また、自分から話をするときにも掘り下げて話すのは重要です。
今度は飲食店を例に出してみましょう。

「このまえ〇〇ってお店に行ったんだけど美味しかったよ!」
「へぇ」
「イタリアンのお店なんだけど料理が一つ一つ凝ってて、とくにマルゲリータはチーズがたっぷり乗ってるからめちゃくちゃ伸びるし、水牛のチーズだから口当たりもマイルドで変なクセもなく甘くてトマトソースととっても合ってるの」
「えー美味しそう!」
「しかも他に3品とグラスワイン2杯頼んで2500円ちょっととクオリティの割にかなりリーズナブルだから今度一緒に行かない?」
「いいね、行こう!」

という感じでしょうか。
深堀りすれば相手が興味を持ってくれる可能性は高くなります。
あなたも良かったと思うことを伝える場合はぜひ深掘りするよう心掛けてみては?

 

4、誘惑を断ち切ったり、勇気が欲しい場合は心理対比させる

4つめの生活をよくするマイルールは『誘惑・勇気に対して心理対比を使う』です。
これは以前『心理学ブロガーが効果を実感した心理テクニック5選』で取り上げた心理テクニックの一つですね。
こちらもまたルール2のように決断方法を決めておくという『メタ決断分析』です。
やり方はいたってシンプルで

1.目の前の作業に取り掛かったら起こる良い未来(メリット)を想像する。
2.目の前の作業に取り掛からなかった場合に起こる悪い未来(デメリット)を想像する。
3.良い未来と悪い未来を比較する。

たったこれだけ。
これを誘惑を断ち切るときや勇気が欲しい場合に使います。

たとえば私は『植物油』をできるだけ摂らないように意識しております。
そのため「ポテトチップス食べたいな~」と思っても

「本当にポテチ食うのか? 食べたら脳がズタボロにされ、お前の大切に思ってる記憶力がめちゃくちゃ落ちるぞ?(悪い未来・デメリット)」
「食べなかったら脳が破壊されず、今日覚えた知識もしっかり記憶できるぞ(いい未来)」

と自分自身に質問すると、かなり高確率で誘惑に打ち勝つことができます。
人間が誘惑に打ち勝てる確率はちょうど5割程度と言われてますが、心理対比を使った場合わたしが誘惑に負ける確率って1割もない気がします(体感で申し訳ないですが)

「なんだ、誘惑に負けることもあんのかよ」

と思うかもしれませんが、我慢のし過ぎもよくありません。
心理対比を使ってもダメなときはガス抜きしなきゃいけないタイミングだったというだけのこと。そのときは潔く誘惑に負けるようにしてます。

これもまた重要なことで、普通は誘惑に負けてしまった自分に気づくと「俺はなんて意志力の弱い人間なんだ・・・」と自分を責めてしまいます。
ところが心理対比を使っても誘惑に負けたのなら「まあ心理テク使ってもダメだったならしょうがないよね」と言い訳することができるため、自分を責めることがありません。

心理対比は『超えられるハードルだったのか?』を見極める良い指標になるんですね。

 

5、移動する時はモノを動かす

ラストのマイルールは『移動する時はモノを動かす』です。
たぶん「ん?」となった人もいるのではないでしょうか。
私も本を読んでる時にたまたまこのルールを見つけて「なんの意味があるんだ?」と最初は困惑しました笑
実はこれ、部屋を綺麗に保つマイルールになっております。

アナタもついつい机の上に使い終わった文房具や本、食器を置きっぱなしにしていませんか?
その理由は戻すタイミングを決めてないからです。
戻すタイミングを決めてないものは気付いた時に戻します。
だからこそ、あらかじめ戻すタイミングを決めておくと貯め置きがなくなります。

たまに忘れることもありますが、私はこのルールを取り入れてからパソコンデスクがとくに綺麗になりました。
私の知人は車内にゴミを放置することがほぼ無くなったそうです。
地味ではありますが、たぶん一番わたしの生活を良くしたマイルールはコレです。
簡単だしすぐ実践できるので是非やってみてください。

終わりに

というわけで私の生活をよくしてくれたマイルールを5つ紹介してみました。
気になったものがあれば是非あなたも試してみてください。
一緒にQuality of Life(人生の質)を高めていきましょう!

また「私はこんなマイルール持ってるよ!」というコメントも大歓迎!
参考にさせてもらいますので気軽にコメントしてってください笑

 

今日のおすすめ本はコチラ!
人生をよくするためのアドバイスがたくさん載っています。
最近抜け落ちてるポイントないかなと定期的に読み直してる良書です。
過去に本書のレビューもしたので気になる方はそちらをチェック!

>>【感想・レビュー】できる人の自分を超える方法 The Rules to Break【リチャード・テンプラー】

それでは今回はこの辺で。
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