ちょっとだけ視野が広がる雑学系心理学の話 - 脳科学×心理学で読み解く人生のガイドライン

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こんばんわ、心理学ブロガーのゆうひです。
今回は身近にあふれる心理学の話をご紹介します。

人に話したくなるような雑学系の話が多めですが、中には役立つ知識もありますので、楽しんでいただければ幸いです。
参考は内藤諠人さん著書『図解身近にあふれる「心理学」が3時間でわかる本』より。

もくじ

1.銀メダリストと銅メダリストの逆転現象

表彰台に登る選手たちの表情を見たことはあるでしょうか？
よくよく観察してみると、銀メダリストは悔しそうな表情をしているのに対し、銅メダリストは晴れ晴れとした表情をしていることが多いです。

これは銀メダリストが決勝戦で「負けて終わった」のに対し、銅メダリストは３位決定戦で「勝って終わった」ことが原因だろう。
一連イベントのなかで最も記憶に残るのが「ピークの時」と「終わりの時」というピークエンドの法則が、この予想を裏付ける。

他にも、二位だと「あと一歩で金メダルだった」という上を見る視点になるが、三位だと「何とかメダルを獲得できた」と下を見る視点になるためという解釈もある。

人が倒れていても、都会の人が積極的に助けようとしないのは「傍観者効果」が働くからだ。
これは他にも目撃者がいると、率先して行動しなくなる心理現象を言い、３つの理由があると言われている。

みんなが積極的に動かないから、緊急性がないと判断してしまう。

誰かが助けるだろうと思ってしまう。

「自分が動いたら周りの人は笑うんじゃないか？」という風にネガティブな想像をして行動できなくなる。

もし人通りの多い場所で助けが必要になった場合は「そこのアナタ」と、助けてもらう人を指名しましょう。
そうすることで指名された人には当事者意識が芽生え、助けてくれる可能性がグッと上がります。

名探偵コナンに登場する毛利小五郎が、事件現場に遭遇したときに、すぐ誰かに行動指示をするのは正しい行動な訳ですね笑

「蘭、警察に連絡を！　それと救急車だ——ッ！」

これは有名なので聞いたことある人も多いかもしれません。
スーパーのオーナーに協力してもらい以下の実験を行った。

・ジャムを24種類置く
・ジャムを６種類置く

これによりジャムの購入者数に差が出るのか検証した。
すると興味深い結果になった。

24種類置いてた時は60％の買い物客が興味を示した。
が、購入したのはその内３％のお客だけだった。
（１００人辺り１．８人が購入）

一方、6種類の時は40％の買い物客しか興味を示さなかった。
が、そのうちの30％の客がジャムを購入した。
（１００人辺り１２人が購入）

この実験から、人間は選択肢が多いと選択を保留する傾向があることが判明した。

事前に予想していた状況が起こると、いざストレスのかかる状況に出くわしても取り乱したり感情が揺さぶられにくくなるので、少ないストレスで済みます。

たとえば上司に呼ばれたときに「叱られるのかも」と準備しておくと、いざ叱られたときにストレスに感じにくいし、叱られなかった場合は「違ったわラッキー」と前向きに捉えることができる。

また、普段の自分がどんなことにストレスを感じるのか「ストレス日記」をつけてみることで、自分がストレスを受けやすい状況を把握してストレス予期できるようになります。

一度でいいから、耳に入るニュースを分析してみてほしい。
テレビや新聞から入ってくる情報は「事件・事故」や「芸能人の不倫」など、ネガティブなものが多いことがわかるはずです。
これはネガティブな話の方が、ポジティブな話よりも人を惹きつけるからだ。

さらに未解決事件について報道された直後は、同様の犯罪が起こりやすくなる。
なお、自殺報道の影響を受けて自殺者が増える現象のことを、ドイツを代表する文豪ゲーテの著書『若きウェルテルの悩み』から取って「ウェルテル効果」と呼ぶ。

というわけで、身近にあふれる心理学のお話でした！
今回参考にしたのは

なんですけれど、雑学系の話が多くて個人的には面白かったです。
まだ先ですけれど東京オリンピックの表彰式を見るときなんかは、選手の表情に注目すると面白いかもしれませんね。この本には他にも

・あくびの感染力は笑顔の２倍！
・ブルーマンデーを信じてると……
・犯罪の置きやすい場所

などなど「へぇー」ってなる話が盛りだくさんなので、興味のある人は読んでみてください。
それでは今回はこの辺で。よければ読者登録お願いします。