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各分野の『日本一』を観察してわかった共通の練習法とは

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プラットフォームの発達で、今まで知らなかった情報にアクセスできるようになってきました。
SNSの台頭で有益な情報はあっという間に拡散されるようになりましたし
YouTubeのおかげで弟子入りしなくても一流職人の考えやテクニックを学ぶことができる。
ラジオや雑誌がメインソースだった時代とは、サイクルも情報密度も段違いです。

今回はそんなプラットフォームの発達で見えて来た
何かで『日本一』になった人たちが、なぜ『日本一』になれたのかを観察していき、本当のプロ意識がどういうものかを考えていこうと思います。
いずれかの分野でプロフェッショナルになりたいと考えてる人たちの助けになれば幸いです。

もくじ

プロフェッショナルとは?

プロの定義は難しい。
いわゆる「その道の達人」をプロフェッショナルと呼ぶが、人によってその線引きはマチマチだ。
ただ上手い人をそう呼ぶ人もいれば、何かしら金銭を貰ってる人をプロと呼ぶ人もいる。
それどころか、その金銭で生活できなければプロじゃないという過激派だって存在するのだ。私が知ってる小説界隈でも

・一冊でも本を出してればプロ派
・電子書籍はプロじゃない派(電子書籍は編集や校正が居なかったり、出版が容易の為)
・執筆だけで生活できないとプロじゃない派
・アニメorドラマ化作品を持つ作家こそプロ派

という感じで、各勢力が言い分を主張している。
また、アルバイトや新入社員によくかけられるセリフに「給料をもらってる以上、プロとしての自覚を持て!」という言葉がある。経験不足で右も左もほとんどわからない素人を、ただ「お金をもらってるから」と言う理由でプロと呼んでいいのか私には疑問だ。
よって、当記事内においては何かしらの実績を持つ「達人」をプロと定義し、話を進めていく。

プロの技術とは

プロと素人の違いは何か? それは卓越した技術の有無だろう。
彼らは自身の腕を磨くため、日夜練習と勉強に励んでいる。

ソフトテニスの場合

このサーブはかなりの脅威だ。
バウンドしてもまったくボールが弾まないため、打ち返すのがかなり難しい。

そしてこの動画のポイントは、どうやったら弾まないサーブを打てるのかを小林さんが理解し、より効果的な打ち方まで熟知していることだろう。
同様の例として、次はテトリスを紹介する。

テトリスの場合

この動画では、どのように操作すればミスが少なく、また、早く置くことが出来るかが解説されている。ちなみに解説者はその圧倒的な実力から、公式に『神』と呼ばれる世界一のプレイヤーだ。

ソフトテニスのように成熟した分野でなければ、こうした最適なプレイ方法を『見つける』ことも、一流の条件と言えるのかもしれない。
たとえば将棋も、プロが何人も集まって新しい戦法の研究会を定期的に行っているし、カードゲームは新しいパックが発売されるたびに、色々なデッキが登場していく。
調べても発見できない事を最初に見つけるのは、横並びから一足先に飛び出せる大チャンスだ。次は練習についても触れていく。

スマブラの場合

対戦ゲームをやったことある人はそれなりにいると思います。
そんなアナタに質問です。まともにトレーニングモードやったことありますか?
おそらく「トレーニングモードをやり込んだぜ!」って方はほぼ皆無でしょう。
ゲームをやった事ないという方は、サッカー少年にボールを蹴らせないでずっとランニングさせるようなものと思ってください。

はっきり言って、あまり楽しくないですよね?
けれど、短期間で効率的に上手くなるにはこうした味でつまらない練習もやらなければならない。楽しむために対戦し続けるのはエンジョイ勢だ!
何を当たり前のことをと思うかもしれないが、プロとはそういうものであり、本気になるとはこういう事だと私は思う。ゲームに限らずどの分野でもね。

料理

最後に料理についても触れていく。
こちらはゲームとは違い、調理方法がほぼ確立してることから、すでに成熟した分野と言える。

とはいえ、成熟しているからこそより多くの知識を吸収し、アレンジ力を高めていくのが一流の料理人なのだろう。実際に大西シェフとRopiaシェフは同じものを作ったにも関わらず、その差異について互いに勉強し合っている。
持っている知識だけで満足せず、貪欲に情報を探しに行くのも大切と言えそうだ。

 

超一流になるための上達法とは

さて、上記の例を見れば効率的にステップアップするための方法が見えてくる。

1.目的に合致した練習方法の調査
2.目的意識をしっかり持った練習
3.苦手分野の克服練習

この手順を踏めば間違いないだろう。
中でももっとも大切なのは1番だ。

練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ』

これはメジャーリーガーのダルビッシュ選手が言った有名なセリフだ。
ただ闇雲に練習したところで結果は残せないことを教えてくれる。
また、自身が行ってる練習の意味もわからずトレーニングしたところで実力が伸びにくい。
なぜ自分はこの練習方法を取るのか? をしっかり理解しよう。

さて、1~3をこなした上で更なる高みを目指す方法がある。
ここまで出来れば十分に一流と呼べるだろうが、超一流を目指すならば更に

4.研究・検討

という手段が残っている。
先のテトリスの例で言えば、あの動画で説明されるようなことを誰よりも先に自力で発見することだ。
将棋や囲碁の研究会などは正にこれを行っている。由緒正しい方法と言えよう。

終わりに

冷静に振り返ってみれば、結構当たり前のことを言ってるように思う。
しかしながら、結果を残している人たちの練習の密度は、私が想像していたよりもずっと深かった。youtubeというプラットフォームが無ければ「でも最後は結局才能でしょ?」と考えていたと思う。
悲しいことに、人間には『自分の努力を過大評価し、他人の努力を過小評価してしまう』という呪われたバイアスがかかっているね。

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