よく勉強の合間に「チョコレートを食べよう!」とか「アメでブドウ糖を補給しよう!」みたいな話がありますが、あれって本当なのかなーと以前から思っていた次第のゆうひです。
理屈としては糖分を摂ることによって脳に栄養が行き渡るから、とさもあり得そうな感じ。
しかし一方で、空腹のほうが記憶力は高まるという話もあるわけで、どちらを信じればいいのやら判断に困る訳ですよ。
というわけで、今回はそこら辺のところを詳しく調べてみました!
私は知識を詰め込むのが好きだから、記憶力に関しては妥協しないのです……笑
もくじ
1.糖分の種類によって結果が変わる?
んで、参考になりそうなのが2018年にシカゴ大学が行った研究。
研究チームは『過去に行われた実験では、ブドウ糖がプラスに働いたケースもあればマイナスに働いたとの報告もありよくわからん』と言った内容のコメントをしており、この食い違い原因を調べるため4種類の糖質を4週間づつ摂取させて違いを調べたとのこと。
その結果どうだったかと言うと
1.ブドウ糖とスクロース(砂糖の主成分)は認知テストの成績が下がった
2.果糖と人工甘味料には悪影響が見られなかった
とのことで、いい結果は得られなかったみたい。
ちなみに過去の研究でいい影響が出たって話は『代謝に問題があったり(糖尿病とか)、神経疾患(パーキンソン症候群とか)を抱える者にほど顕著だった』とのことで、健常者にどこまで通用する話だったかは疑問だったようだ。
というわけで飴はアウト!
そしてチョコレートもアウト……と行きたいところですが、チョコについてはそんな簡単な話ではないようだ。
2.チョコレートはグレーゾーン?
ロマリンダ大学がカカオ70%のダークチョコレートを食べた後の脳をチェックした実験によると『脳の活動が全体的に活発になり、脳の健康にかかわるエリアのニューロプラスティシティが向上!』とのことで、理論上は学習能力が上がったみたい(この実験では実際に記憶力が上がったかはテストされてないからあくまで理論上)
つまりチョコレートに関しては砂糖やブドウ糖(たぶん果糖ブドウ糖液糖も?)が成分表に含まれてなければワンチャンあるかもしれない。研究チームは『カカオの量が多いほど、脳にいい影響がある』ともコメントしてますからね。
3.ココアはどうなの?
じゃあカカオ繋がりで「ココアはどうなの?」というのを調べてみましたが、ココアを飲んだ直後のデータは残念ながら検索にヒットせず……。
いちおう2011年のデータでは『健常な成人でも長期的なココアの摂取で記憶力の改善効果が認められた』らしいので、余計な糖分が入ってない純ココアを勉強中以外で飲む意味はありそうだ。
で、代わりに見つけたのが『ペパーミントティー』で、ノーザンブリア大学の研究では認知テストの20分前にペパーミントティーを飲んだ参加者は長期記憶・ワーキングメモリ・注意力の項目で好成績を出した模様。
この中で唯一確実に勉強の効果を上げてくれるものが出てきましたね!
4.結論
というわけで
・勉強中のアメはNG
・チョコレートに関しては不明。可能性に賭けたいならダークチョコレートにするべし。
・ペパーミントティーが大正義!
という結果になりました。
ちなみに勉強前に水を飲むだけでも記憶力は向上するようなので、ペパーミントティーが用意できなければ、とりあえず水を飲んでどうぞ。
合わせて読みたい
・超簡単・効率的に学べる世界記憶力グランドマスターの勉強法
・「やりたくない」を「やりたい!」に変えるほどモチベーションを上げる2つの要素とは?
というわけで、今回はこの辺で。
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参考
チョコレートをどれだけ食べれば頭が良くなるかがわかったかもしれない件 | パレオな男
「糖質を摂ったほうが頭が働く!」はどこまで本当なのか? | パレオな男
あらためて「ココア」の素晴らしさをまとめてみようではないか | パレオな男
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