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恋愛でも使える失言対策・・・それは『相手の記憶を消す』メンタリズム

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モテたければ「女の子の話にはとにかく共感しよう」と言うのはよく聞くアドバイス。
とはいえ、ただ頷くだけでは芸がないからと、つい自分の意見を言ったら微妙な顔をされた。
あるいは仕事の場面で、上司に自分の意見を言ってみたらいい顔をされなかった。

こんなときに「過去に戻ってやり直せたら……」とか「記憶を消せたら……」と思ったことは誰にでもあるだろう。しかし、もしそれが可能だとしたら・・・?
今回はそんな、ちょっとした相手の記憶を消すメンタリズムをご紹介。参考は仮メンタリストえる氏の『【ヤバイ】たった一つの切り返しで「相手の記憶を消す」方法 』より。

 もくじ

1.パターンインタラクションを利用する

会話には話の流れがあるが、この話の流れがいきなり崩されることによって起こる軽い混乱状態パターンインタラクションと言う。
このとき、脳はど忘れを起こしやすい状態になっており、べつの情報が追加されるとそちらの処理に気を取られて、余計ど忘れのしやすさが加速する。これを意図的に起こすのが、今回の記憶を消すメンタリズムだ。

たぶんアナタにも「何か考え事をしてる途中に話しかけられ、何のことを考えてたか忘れた」という経験があるだろうが、これは直前まで考えていたこととは別の話に急に切り替わったせいで、パターンインタラクションが起こっている。
このとき、頑張って思い出そうとすれば思い出せないこともないが、思い出そうとさせない工夫をすることによって、半永久的に記憶を思い出させないテクニックだ。

その具体的な方法は、失言をしてしまった直後に、脈絡もなく数個前の話題にいきなり話を戻して相手に喋らせるのだ。
たとえば「そういえば、さっき言ってた○○ってどういうこと?」などと質問する。するといきなり話題が変わったことに相手は動揺しつつも、その質問に答えようと頭を働かさなくてはならなくなる。

 

2.相手に話させる上で重要なポイント

このとき3つのポイントがある。
一つ目は「できるだけ前に上がった話題」を掘り返して、相手に話させることだ。
記憶と言うのは連続的なものなので、直前に出てた話題を選ぶと連鎖的に話を思い出しやすくなるからだ。

二つ目のポイントは「相手に長く話させること」だ。
話をするためにたくさん頭を使うし、時間の経過とともに記憶と言うのは思い出しにくくなる。一分前より十分前、十分前より一時間前に話したことのほうが覚えてないというのは当たり前に納得できることだろう。

そして三つ目が「感情的に話させる」ということだ。
感情的になると周りのことが見えにくくなって、直近の記憶が消えやすくなるからだとエル氏は言う。ついでに、感情的になると話したいことが増えていき、二つ目のポイント「長く話させる」という結果にもつながる。

 

3.掘り起こすべき話題はなに?

ここからは動画内では語られなかった部分を、私が補足した追加コンテンツになりますのでご了承ください。
上記のポイントを踏まえると、掘り返したい話題は『相手の経験に纏わること』か『相手が興味を抱いているもの』のどちらかが良いと私は思う。

理由としては、自分の過去に纏わる話題はできるだけ詳細に思い出そうとするものだし、感情にも直結しやすい。しかも「それでどう思ったの?」と自然に相槌を打ちつつ、相手の感情を引き出しやすいのもグッドポイントだ。
また「相手が興味を抱いているもの」に関しては、相手の好きな事を喋らせれば、相手は気持ちよくなってドンドン話を長くしてくれるし、好きな事に関しては感情的になりやすいという点も見逃せない。

それと、忘れてはならないのがオープンクエスションで質問することだ。
オープンクエスションとは「はい/いいえ」では答えられない質問のことである。たとえば「好きな食べ物はなんですか?」というのはオープンクエスションで、「猫は好きですか?」という質問は「はい/いいえ」で答えられるクローズドクエスションになる。
オープンクエスションをする理由は、相手の脳を使わせることができるからである。

 

終わりに

と言う訳で、相手の記憶を消すメンタリズムでした。
いささか限定的なテクニックではありますが、覚えておいて損はないでしょう。単純に相手の記憶を消せるメンタリズムを覚えてるってだけでも面白いと思う。
ちなみに、最近える氏は初の書籍を出したようであるので、恋愛心理学に興味がある方は読んでみてはいかがだろうか?

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