「人生というゲームに本気で向き合いなさい!」
これは2016年5月に発売が開始され、今ではシリーズ累計120万部を突破!
現在絶賛テレビアニメ放送中の『弱キャラ友崎くん』のメインヒロイン『日南 葵(ひなみ あおい)』が、冴えないオタク主人公『友崎 文也(ともさき ふみや)』に言った有名なセリフです。
今回はそんな関友高校のパーフェクトヒロイン『日南 葵』から
「人生という神ゲー」の攻略方法について一緒に学んでいきましょう!
『弱キャラ友崎くん』とは?
アタックファミリーズというオンライン対戦ゲームで日本1位に君臨するプレイヤー「nanashi」
そんな彼の正体は埼玉県にある私立関友高校に通う高校2年生「友崎 文也」だった。
友崎は「アタックファミリーズ(通称:アタファミ)」において唯一尊敬している日本2位のプレイヤー「NO NAME」から、初対戦のあとに「よければお会いしませんか?できればお話とリベンジがしたいです」というチャットを受け、一対一で直接会って話をすることに。
そうして訪れた約束の日。
待ち合わせ場所に現れたのはなんと同じ学校に通う「日南 葵(ひなみ あおい)」だった。
日南は友崎が通う関友高校でも超が付くほどの有名人。
成績優秀スポーツ万能、誰に対しても人当たりがよくルックスのいい日南は、全校生徒憧れの的。
そうして密かに付けられたあだ名が、何もが完璧な『パーフェクトヒロイン』
そんな有名人が待ち人だったものだから驚く友崎だったが、驚きはそれで終わらない。
誰に対しても人当たりのいい『あの』日南が、「nanashi」の正体が友崎だったことを認めると
「最悪ね・・・あんたみたいな向上心のカケラもない、人生を負けたまま放棄してるゴミみたいな人間が、私が唯一尊敬していたあのnanashiだったなんて」
と遠慮のない言葉を投げてきたのだ。
これをキッカケに友崎と日南は「人生」に対してそれぞれのスタンスをぶつけ合い口論に。
持って生まれた「容姿」や「能力」にキャラ差がありすぎるのに
人生はキャラクター変更が出来ないからクソゲーと主張する友崎。
パラメーターの差は努力でどうにでもなるから、それは負け犬の遠吠えだと主張する日南。
結局この議論に決着はつかなかったが、『まだ本気でやり込んでもいないのに人生をクソゲー認定するのは早すぎる。私が人生のルールとレベルアップの仕方を教えてあげるから実際にプレイしてみなさい』という日南の主張に同意し、友崎は日南指導のもと人生と本気で向き合っていくようになる。
日南の指令1「身嗜みを整えろ!」
最初に友崎が日南に指示されたのは、身嗜み全般に関することだった。
まずは小さい目標ね。
家族あるいは友達に「最近彼女でもできた?」と言われること。
「最近垢ぬけてない?」でも「一瞬誰だかわからなかった」でもいい。
とにかく、他人の目から見て容姿やオーラが改善されたと思われること。
これはとても合理的なことです。
心理学には「ハロー効果」と呼ばれるものがあります。
ハロー効果とは『ある一つの事柄が、他の事柄の評価にも影響を与えてしまうこと』です。
たとえば私たち日本人は英語を話せる日本人を見ると「あの人は頭良さそうだなー」と思ってしまいます。
確かに英語が話せる人は英語が得意かもしれませんが、かといって数学が得意とは限りませんし、人を説得するようなスピーチが上手いとも限りません。
このように『英語が話せる』という一つの事柄が『数学も得意そう』などの直接関係のない事柄の評価にも影響を与えてしまうのがハロー効果です。
では身嗜みを整えるとどのような変化を相手の印象に与えるのでしょうか?
多くの人にとっては
1.真面目そう
2.優しそう
3.誠実そう
4.いい人そう
などといったプラスの印象を与えます。
着ている服にしわがなく、靴も磨かれてるような人を見て「この人の部屋汚そう」なんてマイナスのイメージを抱く人がいないように、プラスの印象を与える要素は他の部分にもプラスの印象を与えてくれるのです。
では、服装だけがプラス印象を与えてくれるものでしょうか?
もちろんそんな事はありません。
他にわかりやすいプラス印象を与えてくれるものと言えば『笑顔』でしょう。
(友崎はマスクの下で笑顔の練習をしています)
いつもニコニコしている人に対して私たちは『優しそう』という印象を持ちなんとなく『話しかけやすい』雰囲気を感じませんか?
これもハロー効果が与えるプラスの影響です。
逆に無表情だったり厳しい顔つきをしていると『怖そう』とか『話しかけにくい』印象を持ってしまいますよね。
だからこそ日南も最初の訓練で笑顔の練習を指示しています。
いまだとマスクをしてても不自然な状況でもありませんし、コロナ予防のマスクの下であなたも笑顔の練習をしてみてはいかがでしょうか?
日南の指令2「コミュニケーションを取れ!」
人生というゲームは他のゲームとは大きく違った特徴があります。
それは「負けた時こそ経験値が多く入る」ということ。
普通のゲームだとモンスターとの戦闘で負けるとデスペナルティで経験値やレベルが減少したり所持金が減ったりします。
ところが、人生というゲームにはそうしたデスペナルティはありません。
むしろ失敗して反省した後のほうが人間として成長していきます。
悩み1『どうやって人と接すればいいかわからない』
とはいえ最初のうちはどうやって人と接すればいいかわからなかったりしますよね。
けれど安心してください、問題ありません。
人間には『返報性の原理』と呼ばれるものが備わっています。
これは「人は何かをしてもらったら何かを返そうとする心理を持っている」というものです。たとえば
「この前○○さんから誕生日プレゼントもらったから、今度の誕生日に俺もプレゼントを返そう」
といったものがそう。
しかしこれは「物」をもらった時だけに留まりません。
人は好意的な態度で接されたら好意的な態度で接しようとします。
たとえば丁寧な態度で接して来た人に対しては、アナタも丁寧な態度を取りますよね?
ここでいきなり喧嘩腰な態度を取る人はいないでしょう。
このように、基本的に相手に対して好意的な態度を取るよう心がければ問題ありません。
そしてもし仮に、その人と過去に確執があると言った理由以外で嫌がられたのだとしたら、それはアナタ自身が嫌われてるのではなくアナタのようなタイプの人間全般が嫌いな人ということです。
私も過去に「お前みたいな誰にでも笑顔なヤツは嫌いだ」といきなり面と向かって言われたことがありますが、結局その人が嫌いなのは私ではなく「意味もなく笑顔で話しかけてくるタイプの人間」でした。
実際、その人は私以外にも笑顔で話しかけてきた人間はすべからく追い払っているようでした。
なのでとりあえず誰に対しても好意的な態度を取っていれば間違いありませんが、
より詳しく人と接する方法を知りたいよという方はコチラの記事を参考にしてください。
悩み2『なに話していいかわからない!』
話すくらいはできるよ!
と言った人が陥るのがこの「何を話せばいいかわからない」という問題。
実際、この悩みは結構多くの人が持ってたりするのではないでしょうか?
日南がこの問題に対して友崎に出した回答は「とにかく話題を暗記しろ」というもの。
これを受け、友崎はとにかく話題の暗記を行った。
ただ個人的見解として言わせてもらうと、こうした話題の暗記は非常に効率が悪いと思う。
というのも話題にも旬があるし、特定の相手としか使えない。
ならばどうすればいいかと言えば話題を暗記するのではなく話題のテーマ(お題)を暗記すればいいのだ。これなら誰に対しても使えるし、旬な話題にも対応できます。
たとえば
「昨日どうだった?」
「最近楽しいことあった?」
「学生時代は何部に入ってたんですか?」
という話題を投げかければ必ず話が始まります。
そこから話題を掘り下げていけばいいのです。
そして何もこれは相手への質問だけじゃなく自分に対しても使えます。
「昨日こんなことがあったんだけどさー」
「この前こんな楽しいことがあってね・・・」
という風にお題さえ暗記しておけばいくらでも自分から話しかけられます。
話題テーマを覚えることの素晴らしいところはそれだけでなく、相手の性格特性にも対応できる点です。
世の中には「話すことが得意」なタイプと「話すのが苦手」なタイプが存在します。
話すことが得意なタイプにはコチラが質問を投げかけた後は聞き役くに徹すればいいですし、話すことが苦手なタイプにはコチラから積極的に話題をたくさん投げるでも、自分で話題のことを話すでもいい訳です。
さらに会話スキルについて知りたいよって方はコチラを参考にしてみてください。
より高度な「好かれる」会話技術について解説しています。
悩み3『話しかける自信がない』
これについては会話の経験が圧倒的に不足しているのが原因です。
会話の場数を踏めばそのまま解決するので、まずは『悩み1』と『悩み2』の部分を熟読してください。
さて、下準備が出来たところで次のステップ『曝露療法(ばくろりょうほう)』です。
これはトラウマなどを克服するために使われる行動療法の手法で、『簡単な状況から徐々に慣れていく』というもの。
勉強なんかでもいきなり応用問題にいくのではなく、基礎問題がしっかり出来るようになってから応用問題を解くのと同じですね。会話の場合は
1.普段から会話できる人との会話を増やす(家族や友達など)
2.失敗しても問題ない知らない人との会話機会を増やす(コンビニの店員など)
3.知ってるけど話したことない(もしくは少ない)人と話す
といった3ステップですね。
実は私もコミュニケーション能力についてはこの曝露療法で治してます。
さて、このステップからわかるように会話は知ってる人とのほうが難しいんです。
なぜなら失敗(怒らせてしまうなど)したら、その後のあなたの人生に影響を与える可能性があるからです。よく「初対面の人なら喋れるんだけど・・・」という人がいますが、それはこの事を頭の中ではしっかり理解しているからなんですね。
会話とは最初からラスボスが出てくるような鬼畜ゲーなのである。
人生の攻略法は実学から学べ
さて、人生が「神ゲー」か「クソゲー」かは私にはわかりません。
ただし、人生というゲームを楽しくプレイするためにはルールを知り、適切な方法で攻略していかなければいけない事は確かだと思います。
では、日南の言う人生の攻略法を実践するためにはどうすればいいのでしょうか?
その答えは実学を勉強することです。
wikipediaは実学のことを次のように表しています。
実生活に役立たせることは趣旨とした学問のこと
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9F%E5%AD%A6より引用)
まさに日南が言うのは実学だったのです。
友崎が目指すことになった「日南と同レベルのリア充になる!」という目標を達成するには、実学のなかでも心理学が当たることでしょう。
ただ、心理学と言ったら「人を操ろうとするやつ」という印象を持つ人がいるのも事実。
しかし「相手と仲良くなるため」にコミュニケーション能力を鍛えることは果たして間違ったことでしょうか? 私はべつに普通のことだと思いますけどね、人と仲良くすることはいいことだと思います。
大切なのは手に入れた知識をどのように使っていくかです。
日南はそれを正しく実践しているロールモデル。見習っていきたいところですね!
終わりに
というわけで人生の攻略法を弱キャラ友崎くんで学ぶコーナーでした。
友崎くんでは人間関係が中心でしたが、当ブログでは他にも色々な人生攻略法についての記事を投稿しています。
その中でも各トピックから厳選した記事を1記事づつ紹介していきますので、興味がある記事はクリックしてみてください。
モチベーション
>>「やりたくない」を「やりたい!」に変えるほどモチベーションを上げる2つの要素とは?
この記事ではモチベーションをアップ・維持するには何が大切なのかを解説しています。
何をするにもモチベーションは大切! 基本の基本!
記憶力アップ
何事も効率的に覚えられるほうがいいですよね!
というわけで脳に定着しやすい勉強法について解説しています。
習慣化
自分を変えようとしたとき立ち塞がるのが今あるアナタの習慣です。
心理学の研究でも、意志力に頼って無理して頑張ろうとするのは三日坊主の原因になることがわかっており、何かを続けるためには習慣を変えていくのが大事とのこと。
この記事では習慣を変える方法について解説しています。
さて、気になる記事は見つかったでしょうか。
・・・見つからない? じゃあとりあえずコレだけでもどうですか?
※アニメおよび原作3巻までのネタバレを若干含みます。
友崎から心理学を学ぶ必要性と
心理学を使うことが『誠実じゃない!』というイメージが、実は間違ってるんだよという内容です。
なんとなくスキルを使うのを後ろめたく思ってる人って多いんじゃないでしょうか?
それでは今回はこの辺で。
私たちも友崎のように一緒に頑張っていきましょう♪
そしてそれがいつか花開きますように・・・
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