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【感想・レビュー】ポチらせる文章術【大橋一慶】

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ライターやブロガーさん必見のいい本を見つけちゃいました!
というわけで今回は、大橋一慶さん著書『ポチらせる文章術』の読書感想・レビューになります。

 もくじ

どんな本か?

タイトルにもあるように、読者を購入まで引き付けるための文章術を教えてくれる本です。
大まかな構成としては

・目を引くタイトルの付け方
・読んでもらって興味を引くためのリード文
・まったく別の顧客の探し方
・実践的テンプレート
・ウェブ媒体ごとに、どこへ注力すればいいか

といった感じです。
終始二人の会話口調で話が進んでいくため、活字が苦手って人でも読みやすいのではないでしょうか?
大ベストセラーの『嫌われる勇気』と同じですね。

どんなところが面白いか?

まったく別の顧客を探す方法とか、本書で登場する「これどうやって売るんだよ……」みたいな商品も「なるほど! こうやれば売れるのかっ!!」という体験が面白かったです。

他にも「商品が画期的かどうか? 認知されてきたかどうか? 世間的評価がどうなってるか?」で、同じ商品でも最適なキャッチコピーが変わってくるというのも、言われてみれば当たり前だけど個人的には面白かったです。

少し前に名著と名高い『シュガーマンのマーケティング30の法則』という本を読んだのですが、当時は画期的だったとしても今では普及しすぎて刺さらないものが多くて「なんか古いなぁ……」と思ったものでした。

キャッチコピーであれ、商品認知度であれ、旬があるのだなーと痛感したから面白かったのかもしれない。

 

んで、個人的にもっとも面白かったのは第四章。
P76では

糖質制限ダイエットは今すぐやめてください!
この方法なら、ホカホカの白ご飯を食べても大丈夫!

というキャッチコピーが登場する。
かなり秀逸だと思うと同時に、何が心を引く要素かが非常に分析しやすいんですよね。

またP120では

年収1000万以上の個人事業主さまへ。
税務調査はある日突然やってきますが、
その確定申告で本当に大丈夫ですか?

というキャッチコピーが登場する。
こちらに関しても「うわっ、ずるいなー!」と思わせるポイントが非常に明確で、本書で解説されるまえに自分で分析すると楽しい。

1つめは禁止されたら気になってしまう「カリギュラ効果」という心理現象を応用したもの。
2つめは不安を煽る「損失回避の心理」を応用したものだ。
私はこれら二つの心理テクニックを知ってはいたが、知識の転用まで出来ておらず、こうやって使い方を学べたのは大きかったです。

どんな人にオススメか?

最初にも書きましたが、人を惹きつける文章を書かなければいけないライターやブロガーさんですね。
本書のレベルとしては初級者~中級者向けといった感じで、軽く勉強&実践してるという方でも十分タメになる内容でした。

また、本書では実践的で使いやすいテンプレートが複数登場するので、まずはこれらを使いキャッチコピーに挑戦。
その後、一章・二章で出て来た思考法を元に、ボディコピーもブラッシュアップしていけばいいかと思います。

上級者にとって実りのある内容かどうかは、私では判断できませんでした。

個人的評価

かなりいい本だと思いました。
しばらくはパソコンの近くに置いて、定期的に読み直そうと思ってます。

ポチらせる文章術

ポチらせる文章術

  • 作者:大橋一慶
  • 出版社/メーカー: ぱる出版
  • 発売日: 2019/10/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

購入は上記リンクからどうぞ。
ちなみに、この本を買うなら電子書籍より紙で買うのがオススメ!
よく読み直すところ(テンプレートの部分とか)に付箋貼りまくって、いつでも確認できますからね。

他にもオススメの本だけをレビューしてますので、よければカテゴリーから『読書感想&レビュー』というタグもご覧ください。
それではまた。