生きていく上で身に付けておくと便利なスキルの一つが「料理」
なかには料理ができなくて困ったことや恥ずかしい思いをした経験がある人もいるのでは?
かくいう私も、昔は食べる事にあまり興味がなかったがために「目玉焼きくらいは作れるけど?」と言ったレベルの料理スキルしか持ち合わせていませんでした。
しかし今では人に料理を振る舞って「めっちゃ美味しいじゃん!」と言ってもらえるほどに!
そんな「できた方がいいのはわかるんだけど……」となりがちな料理について
今回は私の知識と実体験から『どうやったら自分から料理を作りたいと思うほど興味を持てるようになるのか?』を解説します。
キッカケはマインドフルネス!?
前々から「料理できたほうがいいのはわかってるんだけど……」という状態ながらも、いまいち料理を覚える気になれなかった私。
というのも、前述したように私はあまり食べることに興味がなかった。
もちろん焼肉に行けばテンション上がるし、クリスマスやら誕生日などの特別な日に出る料理は別である。けれどそうした例外を除いたほとんどの日常では「栄養補給のために食べる」という、ある種の義務感のようなものに従って食事をしていた。
そのため手間いらずの「ふりかけ」「お茶漬け」「インスタントラーメン」はしょっちゅう食べてたし、高校3年間の昼食はガチでカロリーメイトと菓子パン1個だった。
そんな私に転機が訪れる。
マインドフルネスと出会った。
改めて説明すると、マインドフルネスとは「いまこの瞬間に集中する」ことを言う。
たったそれだけで頭は良くなるし健康になるし良いこと尽くめな事が数々の科学的実験によって裏打ちされ、アメリカを中心に世界的なブームを引き起こした。
今回はマインドフルネスについての詳しい説明は省略するので、知りたい方は下記記事を読んでほしい。
とにかく、私はマインドフルネスに出会った。
主目的としては意志力・記憶力など脳のパフォーマンス向上を目的に私はマインドフルネスに取り組んだが、その結果私にとっては思わぬ副産物を産むことになった。
料理に興味を持つ『マインドフルイーティング』
もっとも有名なのは呼吸に意識を向けるマインドフルネス瞑想だが、私はほかにも色々なマインドフルネスに手を出した。
そのうちの一つが「マインドフルイーティング」である。
マインドフルイーティングを簡単に説明すると「集中して目の前の料理を食べる」ことだ。
言葉にするとこれだけだが、しっかり味わって食べようとするとこれが実に奥深い。
ただテレビやスマホを見ながら食べないようにすればいいという訳ではないのだ。
マインドフルイーティングについての詳しい解説は下記記事を参照してほしい。
食事に対する変化
マインドフルイーティングをするようになってから、私は味に対して以前より敏感になったし、料理に対する感想の語彙が明らかに増えた。
そしてこの頃から美味しい料理に対して興味を少しづつ抱くようになる。
というのも味をしっかり吟味しながら食べるようになると、わざわざ進んで美味しくないとわかってる料理を食べようとは思わなくなるのだ。
わかりやすい例がファストフード。
特別美味しくもなく、かといってマズくもない、ただ手軽という理由だけで食べていたジャンクフードから足を洗った。
「そんなの食べるくらいならもう少し美味しいもの食べよう……」
以前の私なら浮かばなかった発想である。
マインドフルイーティングを通して私の判断基準が
『手軽さ ≫ 美味しさ』
から
『手軽さ ≪ 美味しさ』
へといつの間にか変化していたのだ。
そしてこの変化は「食べる」ことだけじゃなく「作る」ほうにまで影響を及ぼし始める。
手抜き料理からの脱却
気が付けば私は料理についてちょこちょこ調べるようになっていた。
どうせ自分しか食べないのだから食べれるレベルの料理スキルさえあればいいと思っていた以前の私はもうどこにもいない。どうせ同じ材料で作るならより美味しくと思う私がいた。
それに料理が下手で困ることはあれど、上手で困ることもない。
まして料理スキルは生涯に渡って使える一生もののスキルだ。
時間の投資先としては相当優良な部類と言える。
と、ここで私が料理をするにおいて大切にしているルールを紹介します。
1.簡単な料理にする
いくら料理に興味を持てるようになったからと言って、手間のかかる料理は作りません。
なぜなら料理を作る事に「大変」だとか「めんどう」というイメージを付けたくないから。
習慣化についての際に散々申し上げましたが「手軽さ」は「行動回数」に比例します。
そのため料理に慣れるという過程において、手間のかかる料理に挑戦することは今後の料理へのチャレンジ回数を減らす大きな要因と成り得るためオススメできません。
2.省ける「作業」は可能な限り省く
私は以前、サニーレタスやサラダ菜・水菜などを買ってきてサラダにしていました。
そのほうが同じ金額でたくさんの野菜を摂ることが出来るからです。
しかし、それは長く続かず結局スーパーで売ってる出来合いのサラダを買うようになりました。
理由は簡単、非常に面倒だったからです。
買ってきたサニーレタスやサラダ菜をちぎり、水切りして保存容器に仕舞う。
さて、はたしてこれは「調理」だろうか?
そこに手を入れ美味しくなる要素がどれだけ残っているか?
私が出したその疑問の答えは否。
つまり私にとってサラダを準備することは「調理」ではなく「作業」であり、それこそ出来合いのサラダへと私が流れた理由だった。
この辺の感性は人それぞれ違う。
それこそ料理に興味がなければ「調理」だってその人にとって「退屈な作業」足りえる。
そのため自分自身でしっかり見極め、その「作業」が解消できるなら可能な限り解消することをオススメします。
3.あまり多くのおかずを作らない
とくに女性なんかは彩りを気にして食卓に5品も6品もおかずを出す人がいる。
そのこと自体は大変結構で素晴らしいことだが、こと料理を始めたての初心者にはかなりハードルが高い。
なので私個人の意見としては、まずはメインになる料理を一品しっかり作れれば十分だと思っている。
というか、むしろ一品だけのほうが食べるときに作った料理の味に集中出来て結果的に自分にとっていいものになるんじゃないかとすら私は考えているくらいだ。
実際、私はメイン一品(+たまにスープ)は自分で作って、
サラダや副菜は出来合いのモノを用意することが多い。
それくらいが料理を作る「楽しさ」と「気軽さ」の丁度いいバランスだと思う。
終わりに
というわけで、料理に興味を持つ方法についてでした。
食は三大欲求のひとつなので、一度向き合ってみれば誰もが興味を持てる分野のはず。
一生もののスキルなのでまだ未収得の方は是非身に付けてみてはいかがでしょうか?
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それでは今回はこの辺で。
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