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疲れ知らずの身体を手に入れ、最高のパフォーマンスを発揮するには?

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最近「疲れやすい・・・」と感じていませんか?
疲れているとヤル気も沸きませんし、何をやるにもシンドイですよね。

実際、疲れているという感覚が高いとパフォーマンスが低下することも確認されています。
疲労感は決して錯覚ではないのです。
そして疲労はその場しのぎの治療ではなく、根本的な原因を取り除かないと意味がありません

というわけで今回は、疲れにくい身体を手に入れるための方法をご紹介。
参考はスタンフォード大学スポーツ医局の山田知生さん著書『スタンフォード式 疲れない体』より。

 もくじ

1.疲れには3つの種類がある

実は疲労の原因は大きく分けて3つあります。
肉体的疲労・脳神経が原因の疲労・内臓が原因の疲労です。

肉体的疲労

私たちにとって最も馴染みの深いのが、こちらの肉体的疲労ではないでしょうか。
肉体的疲労は自身にとってハードな運動をすることで起こります。

毎日スポーツをするようなアスリート以外だと、とくに運動不足の人が陥りやすいものですが、現代人の疲労の正体はコレではない場合が多いです。

脳神経が原因の疲労

いわゆる神経バランスが崩れた状態が原因の疲労です。
一番有名なので言えば、睡眠不足によるホルモンバランスの不調ですが、本書では他にも「中枢神経の乱れ」を挙げています。

中枢神経は、身体の動かし方を指示する身体の司令塔です。
つまりここが麻痺していると、上手く身体を動かせないという状態になり、結果として脳が「上手く身体を動かせない=疲れている」という感覚を産みだします。これが脳神経由来の疲労です。

内臓が原因の疲労

こちらは3種類のなかで最も馴染みがないのではないでしょうか?
けれど、あなたも知ってはいると思います。
要は「正しい食事」を心がけることで、疲れにくい身体になりますよってことです。

2.IAP呼吸法

本書のなかで最も重要視され、他の本では睡眠とストレス以外ほとんど取り扱われてないのが脳神経由来の疲労です。
これの対処方法の一つとして、身体の歪みを正すことが挙げられます。

そしてIAP呼吸法は身体の歪みを正す効果が高い呼吸法として、スタンフォード大学のアスリートはこの呼吸法をマスターさせられるそうです。
余談ですが、スタンフォード大学は頭脳だけでなくスポーツでも名門の大学で、米国のオリンピックメダル獲得者の約22%がスタンフォード大学出身だそうです。かなり驚異的ですね。

IAP呼吸のやり方

こちらについては口頭よりも動画のほうがわかりやすいかと思います。

ポイントとしては、深呼吸のように息を吐き出すときにお腹を凹ますのではなく、息を吐き出すときお腹に力を入れていくことです。

3.スタンフォード式入浴法

温かいお風呂に浸かってから冷水を浴びることによって血流を促進し、疲れを取ることができます。
感覚としてはサウナに入って水風呂に入り、サッパリするのと同じです。

そこで山田氏が提案する入浴法が

・まずは1分間冷水を浴びる。
・その後38℃の湯船で30秒半身浴し、30秒冷水を浴びる
・これを最大10セット行い、最後にもう一度1分間冷水を浴びる。

というものです。
私はここまで徹底してないが、ある程度は実践しています。

4.血糖値スパイクを起こさない

急激な血糖値の上昇と下降を起こすことを血糖値スパイクといい、これが疲労の原因となると言われています。
血糖値の急激な上昇を抑えるには

・空腹時間を長くしない事
・急激に血糖値の上がるものを食べない

ことが大切になってきます。

空腹時間を長くしない

最近ではリーンゲインズなど「断食」が流行っているので、空腹時間を長くしないと言われると「えっ!」という方もいるのではないでしょうか?
基本的に断食は身体にいいものなので、個人的にも積極的に取り入れていますが、代わりに断食終了後は下記の「急激に血糖値が上がらない食べ物」を取ると同時に、間食をするほうがいいでしょう。

なお本書では空腹時間を減らすために「朝食はしっかり摂る」ことを推奨しています
私個人としては、朝食を抜いてお昼に低GI食品(次で説明します)多めに摂るほうが両方のメリット取れていいかなとは思いますが……。

急激に血糖値が上がるものを食べない

食べ物によって、すぐに血糖値が上がる食べ物とそうじゃない食べ物があります。
急激に血糖値が上がる食べ物を「高GI食品」、緩やかに上昇するのが「低GI食品」と分類されており、空腹時間が長くなりやすい朝食では「高GI食品」を摂らないようにしましょう。

また、血糖値の上昇を抑えるために全ての食事で「腹八分目」を心がけるようにと山田氏は言う。

終わりに

と言う訳で、疲れない身体を作るための生活知識でした。
ここで紹介した知識は私も出来るだけ意識して実践するようにしています。

もしあなたが瞑想をする習慣があるのなら、普通の深呼吸をIAP呼吸に変えてやるのもいいかもしれません。
また、これを執筆してる現在は冬なので、寒さで体が縮こまらないようにも意識したいですね。

スタンフォード式 疲れない体

スタンフォード式 疲れない体

  • 作者:山田知生
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2018/05/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

今回参考にした本はコチラ。
購入は上記からどうぞ。

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