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発想の転換で生まれた『やる気ない人向け』の勉強法がコレ!

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勉強法と調べれば、効率のいい勉強の仕方は数多くヒットする。
が、意外と見つからないのが「勉強嫌いな人はどんな勉強の仕方すればいいの?」という点だ。
どんなに効率のいい勉強の仕方を学んだところで、実際に勉強しなければ意味がない。

そんな訳で今回は、勉強嫌いやモチベーションが無い人向けの勉強法をご紹介します。
参考は早稲田大学の首席を取ったブレイクスルー佐々木さんの動画『早稲田主席の勉強法【10分休憩勉強法】』より。

 もくじ

10分休憩勉強法とは?

佐々木さんが考案したこの勉強方法は
勉強時間を固定化せず休憩時間のみ固定するという方法を取ります。

そのため勉強時間は1分だけでもいいし、一時間やってもいい。
代わりに休憩時間はきっちり10分と決めてタイマーをセットします。

この勉強法の斬新なところは、勉強時間ではなく休憩時間に焦点を置いてるところ。
世に蔓延る勉強法だと「勉強時間〇分+休憩時間〇分」とか「高速でテキストを〇週」というのが一般的なので、それと比べるとかなり異色な感じがしますね。
ただし、ここで疑問が生じてくるはず。

「本当にそんなんで勉強できるようになるの?」

勉強時間1分じゃ全然勉強できたなんて言えませんよね。
そのため「1分の勉強+10分の休憩を繰り返したら意味ないじゃん!」と心配に思うかもしれませんが、実際ほとんどそんなことは起こりません。

10分休憩勉強法のメリット

作業興奮

人間には『作業興奮』という特性があり、最初は嫌々でもやり始めたら集中して作業できるようになる特性があります。
これはヤル気スイッチである側坐核という部位が刺激され、ドーパミンが放出されることで起こる現象です。

側坐核は作業から5分程度経つと刺激されるので、モチベーションがない時はまずヤル気スイッチを押すのが先決となる訳ですが、実際に1分だけ勉強しようと思っても5分くらいは案外やってしまうものです。
そのため側坐核が起動し『作業興奮』の状態となって長時間勉強できるという寸法です。
10分休憩勉強法はヤル気スイッチを押すという部分において非常に優れてると言えますね。

勉強のハードルが低くなる

2つ目の利点として、勉強時間が決められていないので取っ掛かりの心理的ハードルががグッと低くなることです。
30分や一時間といった『決められた長時間勉強』は心理的ハードルが高いですが、1分でもいいとなれば「1分くらいならやるか……」となりますよね!

実際のところ1分の勉強で身につくことはほとんどありませんが、重要なのは勉強への心理的ハードルを引き下げ、ヤル気スイッチを押すことです。

効率的に集中できる

コチラは動画で言及されてませんが10分休憩勉強法は集中力の観点からみても優秀です。
その理由としては次の2点。

・一度集中が途切れた状態から再び集中するのに20分必要と言われている。
限界を超えて集中したあとの反動は短時間の休憩では回復しない

これら2つの点を踏まえると、集中が途切れたタイミングで休憩に入れる10分休憩勉強法は集中力の効率的な運用ができるようになっていることがわかります。
これが従来の勉強法だと「集中できてないけどあと〇分頑張らないと……」となりますし、なまじ休憩に入ったとしても限界を超えて集中しようとした反動で短時間の休憩ではリセットできません。

長時間の勉強リレーをするならば、脳に任せて休憩を取るか決めるのが重要だと覚えておきましょう。

 

勉強できる体質になってくる

さらに、この勉強法を繰り返すと勉強できる体質になってくると佐々木氏は言います。彼は体験談として語っているので私が補足すると

習慣化するには『小さな一歩』から取り組み、抵抗なく回数をこなせるようになるのが重要です

これについてはメンタリストDaiGo氏の『短期間で“よい習慣"が身につき、人生が思い通りになる! 超習慣術』でも語られてることであり、10分休憩勉強法は勉強時間を固定しないことで『小さな一歩』が踏み出しやすい構造になっています。
これが佐々木氏が言う『勉強できる体質』になる秘密です。

実際の体験記

実のところ、私がブログを執筆する時のスタイルはまさにこの『10分休憩勉強法』がベースとなっています。
モチベーションが上がらない時でも「とりあえず1分だけ……」の軽い気持ちで始めて、気が付いたら筆が乗ってたというのはよくあること。

さらに、生活環境がガラリと変わったのを機に私も一度このブログの更新が大きく止まった事があるのですが、再開するにあたって役に立ったのがこの「1分だけ……」という思考。
そこからなんとか記事を書く時間を増やし復活したのは「一回の執筆で1記事完成させなきゃ」というマインドを『10分休憩勉強法』をベースにすることで完全に捨てれたからだと思います。

終わりに

というわけで、早稲田主席が使っていたという10分休憩勉強法の解説でした。
初めてこの勉強法について聞いたとき、私はかなり感心しましたね。
非常に理にかなった勉強法だなと思いました。

勉強するのが苦手とか、モチベーション無くて勉強できない、という人は是非使ってみてはいかがでしょうか?
ちなみにこれ、筋トレみたいな「誰かに強制されてる訳じゃないけれど、ちょっとやるのダルいなー」って事にも応用が利きます。積極的に取り入れていきましょう!

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それでは今回はこの辺で。
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参考
早稲田主席の勉強法【10分休憩勉強法】- YouTube
短期間で“よい習慣"が身につき、人生が思い通りになる! 超習慣術